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聴松園(ちょうしょうえん)―太宰府の町絵師・萱島家

ほぼ毎月1回行われている景観・市民遺産会議の作業部会の11月の会で、市民遺産候補の見学が提案され、会議の委員みなさんにお声かけもしてさっそく開催されました。

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行った先は、この秋に宰府に新しくオープンした南画の美術館「聴松園(ちょうしょうえん)」です。

ここは、萱島(かやしま)家のご自宅の一部を美術館にしたもので、建物は大正期のもの。
萱島家は、鶴栖(かくせい)、秀山、秀峰、秀渓と、幕末から続く太宰府の町絵師の家系です。

今、この萱島家の作品や物語を太宰府市民遺産に、と、ご子孫の方が準備を進められているところで、今回、来年3月に開催する景観・市民遺産会議に向けた事前勉強という意味あいで、委員の方々で見学に行ったのでした。

この美術館は、畳に上がって鑑賞するので、ゆっくりと落ち着いて書画を楽しむことができます。
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主人(館長)である萱島宏和さんから、展示について丁寧にご説明いただきました。

現在、企画展「町絵師が見た幕末」を開催中(12月まで)。
萱島家に伝わっている三条実美をはじめとする五卿や野村望東尼の詠んだ歌も展示されています。

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幕末の貴重な資料の数々に、委員のみなさんも釘付けです。

太宰府の町絵師・萱島家だけでなく、太宰府における幕末・維新の物語もまた、市民遺産としての素質を十分すぎるほど含んでおります。

さて、本題の萱島家についてですが、これから市民遺産育成団体としての登録手続きをされるとの事。
もうすぐ、景観・市民遺産会議の仲間が増えます。