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第2回 太宰府市景観・市民遺産会議を開催しました

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 去る平成23年11月20日(日)午後1時から、太宰府市中央公民館市民ホールにて『第2回太宰府市景観・市民遺産会議』を開催しました。

 青柳健夫副議長(太宰府木うそ保存会々長)の開会の挨拶に続き、第2回太宰府市景観・市民遺産会議へと移ります。
 西山徳明議長(北海道大学大学院教授)による太宰府市民遺産についての説明があり、その後、第1回認定の4つの太宰府市民遺産(太宰府の木うそ八朔の千燈明かつてあった道「四王寺山の太宰府町道」芸術家 冨永朝堂)についての育成活動報告が行われました。
 各団体とも、認定された市民遺産の育成活動を「できる範囲」で着実に進められています。太宰府の木うそ<第1号認定>は、着実な活動が認められ第31回伝統文化ポーラ賞地域賞を受賞し、八朔の千燈明<第2号認定>は、五条区以外の方の参加があったようです。かつてあった道「四王寺山の太宰府町道」<第3号認定>には市民の新たな関心が芽生えつつあり、芸術家冨永朝堂<第4号認定>には、福岡県立美術館との協働事業が行われるなど、着実な活動に「光」があたり始めました。
 今後も、「できる範囲」で一歩一歩進めていかれる姿を見ることができます。

 つづいて、今年度の太宰府市民遺産候補2件の提案説明が行われました。
 1件目は、日本最古の歌集『万葉集』に詠われた大宰府の情景を、今の太宰府の情景を通して伝え、ここ太宰府を舞台に花開いた『万葉集つくし花壇[提案団体:大宰府万葉会]』が提案されました。時代は変われど、天平の世と同じ空間を共有する恵まれた土地・太宰府の利点を活かした提案で、参集された市民からも共感された意見が多数寄せられました。
 2件目は、大正9年に生活の規律を正すために制定された「時の記念日」の行事を、今に引き継ぐ『太宰府における時の記念日の行事[提案団体:辰山会(ときやまかい)]』が提案されました。毎年6月10日の時の記念日の日に、都府楼跡(大宰府政庁跡)を舞台として、時の大切さを伝える行事が行われています。一時途絶えましたが、かつての水城小学校の先生(城戸満先生)とその教え子たちによって再興され今に至っています。わずか1日の行事で、その内容に「歴史性」が乏しい印象があったためか、「理解し難い」といった意見も出されました。しかし、大正10年の新聞記事では、全国で取り組まれた「時の記念日」の行事が、多くの地で失われたにも関わらず、ここ太宰府では、志を新たに継続されていることは、太宰府の「自慢」としていいのではないでしょうか。

 以上の提案の後、会場から出された質問・提案について、西山徳明議長を通じて提案団体に語られ、提案団体のお二人から回答をいただきました。
 その後、委員による採決が行われ、出席委員全員が「認定」札をあげ、めでたく提案された二つの候補が、太宰府市民遺産に認定されました。
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 ここに太宰府市民遺産第5号『万葉集つくし花壇』と太宰府市民遺産第6号『太宰府における時の記念日の行事』が誕生しました。
 認定式には、太宰府のゆるキャラとして全国区になっている「千梅ちゃん」も駆けつけてくれ、可愛らしいしぐさで、西山徳明議長のお手伝いをしてくれました。
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 すべての会議日程が終了後、育成団体・会議委員の方々の情報交流会を開催しました。日頃の活動に関する情報の交流の場として、多くの方々が参集され、活発な、また和やかな雰囲気で交流が行われていました。

 第2回太宰府市景観・市民遺産会議を開催するにあたり、司会を務めていただいた井芹美穂さん[NHK朝のラジオ「おはよう九州・沖縄」のキャスター]をはじめ、多くの方々に大変お世話になりました。この場をかりて感謝申し上げます。